ウォータージェット
脂肪吸引術

ウォータージェット脂肪吸引術

こちらの方法はシリンジ法に追加できるオプションになります。脂肪除去を行う前に、麻酔液を含んだ高水圧のジェット水流をカニューレの先端から流し込み、脂肪層と筋肉層との間に水の隙間(ウォーターポケット)を作ります。この状態から、更に生理食塩水を注入して膨らませることにより、残った皮下脂肪を浮き上がらせます。

通常の脂肪吸引では、吸引管を除去したい脂肪部分で動かし、削り取るように吸引していきます。その際、周辺組織へのダメージは防ぎきれません。ウォータージェットは、水のチカラで脂肪を浮き上がらせ、分離させることにより皮フの裏側・筋肉層にも与えるダメージを減らし、表層に近い部分の脂肪を吸引していきます。 この作業を数回繰り返すことで、表層の脂肪層をできる限り安全に吸引していきます。

また、超音波で脂肪を破壊させる方法も脂肪吸引では優れていますが、超音波は熱を発生させるため皮膚をやけどさせてしまうという欠点がありました。その点ウォータージェットは水のチカラを利用するのでやけどの心配もありません。

◯ 特徴

ジェット水流の力を利用して、脂肪細胞を他の組織から分離させるのが最大の特徴となります。ジェット水流液には麻酔効果・止血効果も加わっており、他の組織へのダメージも抑え、強い力で吸引しなくてもよいので、身体への負担を少なくできる方法です。

メリット
  • ・術後リスクの軽減ウォータージェットは、吸引前にジェット水流で他の組織から脂肪細胞を分離させるため、強い力で脂肪を吸引しなくてもよいので、ダメージが抑えられるのはもちろん、脂肪の取りすぎ取り残しなどの取りムラや凹凸が残る、拘縮などの症状のリスクを抑えられます。リスクが軽減されることで、ダウンタイムが軽減されます。

まとめ

ウォータージェット脂肪吸引は、当院が自信を持って行う脂肪吸引術です。シリンジ法と水の力を組み合わせることで最大限に脂肪を吸引し、術後のダウンタイムも抑えます。脂肪吸引の効果をより感じるには、吸引した脂肪量に比例するのはいうまでもありません。だからといって、皮下脂肪を無理に取りすぎると、合併症のリスクを高めることになります。術後に、もうちょっと脂肪を取れないものかと希望する患者様が少なくないため、当院では残りの脂肪層をできる限り吸引する工夫を行っております。

通常の脂肪吸引では、筋肉へのダメージが少なからずあり、それが痛み・内出血の原因となります。 ウォータージェットを使用することで筋肉へのダメージを抑え、術中の痛み・術後のダウンタイムを抑えることができます。上腕、上腹部、下腹部、大腿前面、下腿部など皮下脂肪の多い場所に特に有効です。

※オプションはあくまで、より患者様の細かなニーズに応えるためのものですので、オプション無しの通常の手術でも、十分に安全で丁寧です。ご安心下さい。
※当院では無理にオプションをすすめたりするような行為は行っておりません。希望される場合は、あらかじめカウンセリングの際にお伝え下さい。